今月の人・ヒト・Person | 第1回 |
「ゴルフとは人生の縮図のようなものです」
ゴルフ施設を射水市民の憩いの場として
小杉カントリークラブ 代表取締役社長◇ 串田茂氏 ◇
北陸銀行での33年間を経て、その後、若鶴酒造で社長を8年間務めた串田茂さん(67)は、、昨年2月に小杉カントリークラブの社長に就任した。
金融機関の支店長として金利の上げ局面下げ局面、バブルの入り口から絶頂、崩壊まで、あらゆる場面を経験した。その後、縁あって、取引のあった酒蔵の経営に8年間、取り組んだ。創業150年の老舗の伝統を受け継ぎつつ、革新するにはどうすればよいか、日々、工夫を凝らした。
「畑違いでしたので、無我夢中でした」。その間、北陸で唯一のウイスキー製造の成功など、ヒット商品を多く生み出した。
全く違う業種を渡り歩いてきた自身の経歴を、コースごとに景色を変えるゴルフに例える。「各ホールで起伏も違うし、グリーンも違う。人生の縮図みたいなスポーツですね。前のコースのイメージを、引っ張らないことが大事です」
全く違う業種を渡り歩いてきた自身の経歴を、コースごとに景色を変えるゴルフに例える。「各ホールで起伏も違うし、グリーンも違う。人生の縮図みたいなスポーツですね。前のコースのイメージを、引っ張らないことが大事です」
その業界の〝素人〟として取り組んだことが、かえってプラスに働いたと語る。 昨年から経営を任された、同クラブの魅力を語る。「グリーン、フェアウェイの整備状況が抜群で、女子プロのツアーの会場になりました。高速道路のインターチェンジも近く、県内外から足を運びやすい。ホテル並みの料理を揃えている直営レストランも好評です。地域の皆さんの新年会や歓迎会の会場としても活用していただきたいと思います」
射水市は自身の両親の故郷でもあるため、地域への思い入れは深い。「さまざな伝統文化に加え、多くの映画の撮影が行われるなど、富山の文化の象徴的な場所です。ただ、その魅力を発信する力は、まだまだ乏しいと感じています。いろいろな方の知恵を結集して、この会とともに盛り上げていきたいと思います」
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